2015年12月20日日曜日

子供時代の振り返り②ー逆境と転機と成功体験

振り返り①の続きです。
高校時代前半はほぼあらゆる面で追い詰められていましたが、
ちょっとしたところから自信と気概を得て、
人生の軌道修正が始まりました。

小さな成功体験


諸々の事情で成績もひどい状態になっていたのですが、
あるきっかけを得て学力に関する自信を取り戻すことになりました。
それは高校の暗記系の定期試験です。
定期試験よりも模試の成績のほうが重要とは、
大学受験の際などによく言われることですが、
定期試験は当人が真面目に対策すれば、わりと簡単に良い点が取れるものです。
自信を失っている人間にとっては、
比較的容易に得られる成功体験として都合が良いと言えるでしょう。
何故、そのタイミングでやってみようと思ったのかは思い出せませんが、
友人と言えないまでもそこそこ心の通っていたクラスメイトが、
暗記のちょっとしたコツを教えてくれたのです。

暗記するだけなのですから、やる気だけあれば誰でも出来ます。
私はひたすら暗記しました。
その結果、その科目においてはクラスでトップの成績を得られました。
そのこと自体に大きな意味はないのですが、
努力が報われるという成功体験と、
良い成績から得られる周囲からの賞賛の認識が、
私に努力の重要性を教えてくれました。

一つの科目の定期試験で自信をつけた私は、
他の科目や大学受験用の勉強にも着手し始めました。
英語・日本史・古文などの科目は、
結局は根気があればいくらでも伸ばせる科目なので、
模試の成績も伸びていきました。
そのような成果が、努力の価値の再認識へとつながり、
成果と努力との好循環が回り始めていたように思われます。
また、さしたる魅力を持ち合わせていない私としては、
大学受験で一定の成果を出さなければ、
その後の人生で相当苦しめられることになるだろうという想定も成り立っていました。

結果として大学受験においては第一志望に合格することができました。
これは、一つの大きな成功体験と言えます。
しかし、他の側面を切り捨てて受験勉強に集中した結果の成功は、
副作用を伴うものとなりえます。
その一つは、他の能力を改善させようとする動機の減少です。
一人で勉強していても成功を収めていくことができるのであれば、
他の苦手な能力を鍛えなくても良いのではないかという安直な発想。
臆病な自尊心と尊大な羞恥心は、
ちょっとした成功のあとにもその効力を発揮します。

高校前半時期の全面的なほぼ無気力状態からは一歩進むことが出来ましたが、
大学合格後も、依然として人として多くの問題を抱えている状態といえそうです。
ささやかな成功体験から得た、
工夫と努力次第で人生は良い方向に変えていけるというマインドセットを武器に、
人としての基本的な協調性が欠けているように思われる私が、
どこまで良い人生、最高の活動に近づけるか。
大学を卒業し、社会人として働き始めた今も、
私が解決しなければならない課題は変わっていないようです。

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